SAGレポート

14期声優部本科修了公演【異説、大化の改新「645」】

3月14日(土)3月15日(日)の2日間、松濤アクターズギムナジウム声優部本科の修了公演が行われました。

SAGの声優部本科生は週に3回、1回3時間のレッスンを2年間修学してまいりました。
ここ松濤アクターズギムナジウムは、風説では数ある養成所、専門学校の中でも1、2を争う厳しいところと噂されております。他の養成機関をすべて視察したわけではないので、その評価がはたして正しいどうかは分かりませんが、決して遊び感覚で続けられる2年間では無いことは、近しい距離にいた人間として証明できます。どんな職業でもそうですが、【仕事】にするというのはとても大変なことです。まして役者を職業にするということは生半可なことではありません。「声優になりたい」ただその思いだけを胸に、右も左もわからない状態でSAGの門をくぐり、2年。その時間の中で、身をもって知っていく現実の厳しさ。…夢への距離。早々と現実を知り1年目の基礎科修了時に、別の人生を選択する生徒も沢山おりました。しかしこの「645」の舞台に立った生徒達は、みな2年前と変わらない目標、いや、さらに高みを目指して役者人生を歩むことを決めた生徒たちです。
その生徒達の、SAGでの最後の舞台「645」。当然ながらひしひしと彼らの “本気”が伝わってくる熱い舞台でした。

中大兄皇子と蘇我入鹿、中臣鎌足の運命はいかにっ!

Fクラス 645レポート

江並奈菜
二年間SAGで過ごし、思ったことは、やはり精神的にも肉体的にも維持力というのは相当なものだと実感しました。そして人を魅了することの難しさも学びました。終了公演では緊張もありましたが、楽しんで取り組めたので悔いはないです。
関わってくれたスタッフの皆様、先生方、そして何より共に学んだ友に心から感謝いたします。
斉藤奈津美
645、難しい芝居でした。正直な話、台本を頂いてから内容を理解するのに物凄い時間がかかりました。今回学んだ事は特に自分の体力の無さや、喉の弱さ。
初めてのシングルキャストで、2日で4公演。プロになれば一週間、もしかしたらそれ以上これを続ける力が無ければならないのに4公演でへたばる自分の弱さに絶望しました。けれどだからこそもっと頑張らなくちゃ、頑張れる!って思ってます。聖徳太子、鳥人、楽しかった!! 波、格子、辛かった(笑)
これからも自分をどこまでも追いつめて、高めていきます。
皆様ありがとうございました。
新濱卓
2年間は今まで考えていなかった事を考えた日々でした。演技・芝居とは何か?どう表現すると伝わるのか?そして、今更ながら自分の不器用さを認識しています。出来ない。いや、伝わらない。その事が悔しくて、申し訳なくて。それでも、演技をする事が好きになったし、やりたいと言えます。皆様、ありがとうございます。
小山内哲也
達成感というよりは、改善点がたくさん出てきた終了公演でした。最後の公演を終えても、やはり基礎の重要性を再認識しました。
本番では、自分的にアクシデントもあり、やはり細心の注意が必要だと身をもって教わりました。
今、松濤を離れるにあたり感じる事は、まだまだ自分はとてつもなく未熟であるという事。これからは、ほんの少しでも成長出来る様自分を戒めつつ生きていきたい。
織田寛史
「芝居を演りたい!」「役者になりたい!」、なぁんて嘘(建て前)こいて上京したんが2年前。
ホンマはただ、人生何とかせなアカン思ただけ。
クソおもんない自分に嫌気差しただけ。
生々しさに憧れ、素っ裸に惚れ、真っすぐに餓え、熱さが格好良え…
結局i変わらず、これからも僕は僕で一所懸命やっていけばエエんや♪
羽鳥淳子
あっと言う間に2年もの月日が過ぎてしまいました。
修了公演である645ではみんなより少し遅れてのスタートとなりました。覚えることに必死で、役についても演技についてももっと考える時間が欲しかったという思いでいっぱいです。
今後もSAGで得た教えを忘れることなく、精進していきたいと思います。
石川沙織
あっというまの『645』。動いていると気持ちは自然に前向きになるんだ!?驚きである。松濤での2年間、出会った人達、それは私の宝物。2年という月日に対して、それは多いのか少ないのか…。私より多くを得た人。失った人。2年がんばって実らなければ…と夢を諦める人。2年かけてやっと夢の形がはっきりした私。遅いかもしれない。けれども絶対に歩むことを止めない。
須田昌宏
【修了公演を終えて】
はじめてお客様からお金をいただくという公演で、鎌足と入鹿という重要な役をいただいたにも関わらずのどを痛めてしまったことがすごく悔しく、また恥ずかしく思います。どれだけそれまでに準備しても、本番を万全で迎えられなければ意味がない。そんな基本的なことを痛感させられた公演でした。

【2年間のSAGを終えて】
素人からはじめて2年間。演じるということがどういうことなのか、少しわかった気がする2年間でした。それぞれの発表会ごとに新たな発見があり、分からないことが増え、課題が見つかる。そんな日々でした。発表会間のモチベーションの保ち方が難しかったのは秘密です。この2年のよかったことも悪かったこともすべて糧にして、来年度のスタートを切りたいと思いました。
2年間、ありがとうございました。
関谷かおり
「645」「SAGを2年間」を終えて学んだことが沢山あっても生かしきれておらず、まだまだ未熟者だと実感しました。ただ終わりかけの頃から何かが自分の中で変わり始めたのかもという感覚もあり本当に遅すぎる一歩が始まった気がしました。
遅い一歩かも知れないけれど、その一歩を忘れずに自分を信じて確実に前に突き進んで行きたいと思いました。
斉藤七瀬
・「645」の感想
なんと表現すればいいんでしょう。
楽しかった、と言えば楽しかった
辛かった、と言えば辛かった
死にたかった、と言えば別にそうでもなかった
後ろから刺したかった、と言えば………んーどうでしょう。
ただ色んな思いをひっくるめて、充実した修了公演だったと思います
色々考えさせてくれたクラスの皆、そして難波圭一先生にとにかく感謝!
じゃ、みんな。お元気で!

・「SAG2年間を終えて」
北海道から役者になるべく1人上京した私。
今でも思い出します、ホントに右も左も分からなかった
そんな私が今はちゃんとした目標をもって行動出来るのは、松濤に居たからだなと思います
始めは先生方が何を言っているのか理解出来ず、まるで他の国の人と話してる気分でした。すみません、言い過ぎました
だけどそのぐらい芝居の「い」の字も分からなかった私がこうして立っていられるのは、先生方が愛を持って私たちを苛めてくれたからだと思っています
いえ、根になんか持っていません。本気で感謝してます
柴田英実
何度、壁にぶつかり
打ちひしがれ、膝崩れ落ち
はい上がっては
また沈み

演じたいのに演じきれず
伝えたいのに伝えきれず

そんなジレンマとの闘いでした。
『壁をやぶるぞ』
『せーの!』

それぞれの壁
破れたかは
それぞれの胸に

最後の日
屋上で感じた空と雲と風

光の世界への道標。
新川絵美
『SAG二年間を終えて』
こうしてレポートを書くのが最後かと思うとなんだかあっと言う間だったなと思います。
松濤に入所してプライドも自信もくずれ、新たにやりたいことも見つかり、自信もついたり。
本当に基礎や体作りが大切だと実感する日々。バカになるって難しいです。
芝居をまったくわからなかった私たちに講師の方々が言ってくれた言葉が段々とわかってくるようになってきました。
まだまだ難しい課題が山積みですが乗り越えたい!
沢山つまづき、前が見えなくなった時も事務局の方々や仲間に支えられました。この二年私の考え方が一気に変わり、進みたい道も憧れだけではなくイメージも観えてきました!


公演は常に大入り!毎回、1Fロビーにて入れなかったお客様がモニター観覧する姿が…。すいません、ありがとうございます!

この2年間は長い彼らの役者人生にとっては単なる1通過点にしか過ぎません。しかし今後、彼らにとって無くてはならない通過点だったと、思い返す日が必ずくると思います。
この舞台の幕と共にSAGを巣立って行く14期声優部本科生達。
1つの結果として提携プロダクションに入れた者、入れなかった者に答は分かれます。
しかし、役者の道はまだまだ長い!「継続は力なり」今、まだプロになれなかったとしても諦めずに続けることが何よりも大事です。今後も基礎トレーニングをないがしろにせず、しっかりと実力に磨きをつけてください。良く学び、そしてそれ以上によく遊んで感性を磨いてください。魅力のある人間になることが、魅力のある役者になることへの第一歩です。SAGはこれからも彼らを応援していきます。

公演を支えてくださったスタッフの皆様、誠にありがとうございました。皆様が生徒1人1人を役者として接していただいたことにより、より彼らの緊張感、集中力が高まったことと思います。本物と接することは、1つの貴重な経験値になりました。(今公演のスタッフさんは皆様プロの方にお願い致しました)

最後になりましたが今回の「645」、有料にも関らず、本当に多くのお客様にご来場いただきました。この場をお借りして御礼させていただきます。ご来場、誠にありがとうございました。今後とも彼らの成長をお楽しみに!

一覧に戻る

Copyright©2003-2009 Shoto Actors Gymnasium. All rights reserved.