SAGレポート

15期声優部半年コースステップアップクラス 稽古場発表

2010年3月25日(木)
あいにくの雨の中ではありますが、本日無事に声優部半年コースステップアップクラス(HSクラス)の発表会が幕を上げました。お忙しい中、ご尽力下さったスタッフの皆様、伊藤先生、そして貴重な時間を割いて足を運んで下さった皆様、誠にありがとうございました。生徒達の分も心より厚く御礼申し上げます。
半年コースステップアップクラスの生徒達は半年トライアルクラスを経てステップアップクラスに進んできた実質一年間週一日の授業を重ねてきた生徒達です。発表会を行うクラスの中では一番経験の少ないクラスなだけに、発表会を行うことが決まってからの戸惑い・慌てぶりも一番大きかったのではないでしょうか? そんな緊張状態の中でもお互い支え合い、より良い朗読をお客様に披露したい、しなくてはと四苦八苦して完成した彼らの発表は、ぎこちないながらも温かい気持ちにさせてくれる素敵な発表でした。

生徒感想

小石亜沙美
松濤に入所して1年がたちました。
初心者で、「私に出来るだろうか」と不安を持ちつつ、発表会にむけて半年間、レッスンをさせていただきました。一人では何も出来ない事がわかりました。力不足ゆえ、皆様に迷惑もかけました。そして、本番当日、こんなに緊張したのは久しぶりです。
たくさんの方に観ていただけて嬉しかったです。
反省する所はたくさんありますが、努力をし続け、次回の芝居を観てもらいたいと思います。
最後に、かかわってくださった皆様に「ありがとうございます!」
針替望
色々と思う事があるのですが。
人に見られてお芝居をするというのは初めてだったので、発表会をやると聞いてからずっと緊張していました。当日も緊張してしまい。
やはり何事も経験だなと思いました。
これからも経験をつんで成長していきたいなと思います。
山下慶子
朗読劇の練習にあたって、今回学んだことは、人を意識して演じるということでした。
人が聞きやすい音を出すこと。セリフがないときも役として反応すること。それから、何回も練習することで、人を逆に意識しすぎないで演技ができるようになるということ。
それから、仲間の存在もとても大切なものでした。いっしょに長い時間をかけて稽古してきた仲間が隣にいるというのは、とても心強いものでした。
迫田恵介
始め、出演の連絡を受けた時は喜び半分、不安半分と言うのが本音でした。もちろん、自分から志願したわけでもありますから、願い叶って嬉しいはずなのに、他のクラスの作品に参加する重みというのを必要以上に感じていたからです。先日の朗読ライブの時とは違う緊張感をひとりで感じていました。
足を引っ張ることだけはしまいと気を張りすぎて空回りしたり、思い通りにいかないことがほとんどでした。
それでも、演出の伊藤先生に檄を飛ばされながら練習を重ねる内に、身の丈に合った表現をしようと考えられるようになりました。こうしないといけないとか、あんな風に喋らないといけないとか、伊藤先生の伝えたかったことはそんなことじゃなかったんだと今になってやっと気付けたと思います。今の自分ができることを全部出し切る、それを常に忘れずに練習にそして本番に臨めました。
上手くできたなんて、とんでもないことです。本番後もやはり、ダメ出しの連続。それでも、前回の出演より良くなったと言ってくれる方もいて、下手なりに進歩しているんじゃないかと、そんな自惚れも抱きました。
今回の作品は、自分のクラスでも取り上げていて、約4ヵ月も付き合ってきた思い入れのある作品です。入所1年目の終わりに、やっと作品と正面から向き合うことができたのかと振り返ります。
今回の経験が、これからの自分の松濤生活において大いに支えになることと期待します。そして、共演して下さったHSクラスの皆さま、伊藤先生、音響・照明のスタッフに感謝します。本当に本当にありがとうございました!!






今回の発表会はチラシも生徒達(と伊藤先生)の手作りです。本人達はいっぱいいっぱいでしたが、なにせこれからが本当のスタート。おっとり腰の優しい生徒達ですが、これからはそれぞれ目標に向かって切磋琢磨していく強さも身に付けてくれたことでしょう。一回り逞しく成長した彼らのこれからのガッツ、是非ご期待下さいませ。

一覧に戻る

Copyright©2003-2016 LEOPARD STEEL附属俳優・声優養成所 松濤アクターズギムナジウム All rights reserved.