SAGレポート

声優部本科漫才ライブ レポート

2014.7.10

5月31日声優部本科による漫才ライブが開催されました。

漫才の指導はSAG講師・竹内幸輔さん。芸人の経歴もお持ちで、現在「テニスの王子様」や「デュエルマスターズビクトリー」で活躍中の声優さんです。

漫才ライブはボケも突っ込みもネタの構成も全てレッスン生のオリジナルです。
ネタ作りで悩んだり、パフォーマンスがイマイチ面白くない。そんなとき竹内先生の引き出しから「笑いのヒント」をレッスン生に与えてくれます。それもほんの小さなこと。
微妙な間の取り方や、表情の作り方、セリフを少し変えるだけで抜群に面白くなるから不思議です。

まずはとにかくシンプルに!分かりやすく!
お客様がネタを理解できてこそ笑いがうまれるのだから。

ライブ本番の感想をレッスン生と竹内先生に聞いてみました。

レッスン生感想

声優部本科 高橋直也

漫才のレッスンがあると知ったとき、正直焦っていました。『漫才だから面白くやらなきゃ』とか『ウケなかったら恥ずかしい』って考えていて、本来の『会話』の大切さに気づくのはだいぶあとの方でした。
クラスで漫才のレッスンをしてみても、ウケを狙うとウケないし、『ここで笑うの?』という箇所で笑われるとびっくりしていました。また、その笑うポイントも十人十色でそれからは『初見の人が見たときどうなるのか』を気にするようになりました。

漫才はとてもパワーを使うので自分の中のストレスも解消になりました。
なにより笑わせられると楽しかったです。

これからもこの『漫才』という授業を是非とも続けてほしいです。

声優部本科 伊藤幹弘

SAGで漫才のレッスンについて「こいつは大火傷確定だぜ」という絶望感を持っていました。ネタも自分達で考えると知り、微妙なネタを披露して微妙な空気になる未来しか想像出来ませんでした。

そんな不安を抱えたままレッスン開始。最初はやっぱり微妙なネタで反省点だらけ。

しかしこのままでは悔しい。次のネタを作る時は、もっとわかりやすいボケに、ツッコミも具体的に、テンポも気をつけようなどと話し合い、テンポが悪くなると思う所は削り、ボケが弱いと思う所は変え、思いついたネタはとりあえずやってみる…気が付けばネタ作りに夢中に。最初に絶望感しか感じてなかったことが嘘のように漫才を楽しんでいました。

本番では失敗して納得のいかない部分もありましたが、それでも観客の方に笑っていただけて、とても楽しいライブでした。

どうして声優になるレッスンで漫才をやるんだろうと最初は思いました。しかしやってみてわかったことは、感情を込めて相手に伝わるように話し、ネタという台本を進めていく。
これも演技の勉強なんだなということです。

最後に相方の高橋、考えてくれたネタの多くをボツにしたり、段々ツッコミが乱暴になってきてすまなかった!

指導・ライブプロデュース  竹内幸輔 先生

声優を目指している声優部本科の皆さん、漫才の授業は楽しめましたか?
お客様に笑って頂いて気持ちよかった?
今日改めてライブ当日のDVDを見ました。
みんな普段の授業中からは考えられないくらい輝いてたよ。(笑)

相手の話を聞いて、感じ、そして相槌を打つ、ツッコむ、驚く、怒る・・・
漫才でやっている事って普段の会話と一緒なんですよね。
笑いに特化している分ちょっと大袈裟なだけで。

ステージに立ったら自分を助けてくれるのは相方だけ。相方を助けるのは自分だけ。
二人の信頼関係を築けた? 赤ちゃんみたいに相手に寄りかかれた?

あの漫才ライブのステージ、あのみんなのテンションを見た俺は、次の声優部本科のお芝居が楽しみでしょうがありません。

ライブ本番。本科生総勢35名が次から次へライブに登場し、お客様から笑いをとっていました。「人数が多いから途中でお客様が飽きちゃうかな・・?」というスタッフの心配は微塵もなく消え去り、あっという間にライブ終了。
正直レッスン生が声優志望だということを忘れるくらい笑わせてもらいました。
本科の皆さま、竹内先生、楽しいライブをありがとうございました。
この良い勢いが今後、皆の演技力に繋がるように願っています。

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