声優部火曜レベルアップクラス　修了公演レポート

安田しずか

松濤で最後の公演が終わりました。主役という立場で行った今回の公演、演技経験が他のクラスメイトより少ない分課題はたくさんありました。

ただ、他のクラスメイトや先生のフォローのおかげでプレッシャーはあまり感じませんでした。

舞台設定が昭和の戦時中ということで、なかなか役作りは難しかったのですが先生のキャスティングが良く私に合う役でとてもやりやすく演じることが出来ました。

去年のような後悔は決してしたくないと思い自分のやれる力量を全て出し切る思いで稽古をしてきました。

本番では、反省するべきことはたくさんありましたが後悔はありませんでした。ただ、全力を心がけましたが緊張のあまり全てを出し切れなかったのは多少の悔いはありました。

この公演で得るものはたくさんありました。これからの自分の活動に生かせると思います。

色々たくさんありましたが、とても楽しい二年間でした。松濤に来てとても良かったと思います。

石川和也

レッスン中は楽しく和気あいあいとした雰囲気でやっていましたが、私は自分の役がなかなか掴めなかったこともあり、週一回という少ない時間の中で、最初はどうなるか不安でいっぱいでした。

そのせいでクラスの皆には迷惑をかけたかもしれません。投げ出したくなるくらい難しい役でした。
でも、やり遂げられた。
その結果が私が一番求めたものでした。
もっともっと成長できる。
この公演で私はそう感じました。

洪伶奈

私は今回クラス内で最も多くの経験を積めたと自負しています。なぜなら、配役が決まってから変更になった唯一の人間だからです。

一言二言の会話が多いこのお芝居は、主役１人の台詞を追っていても想いを汲み取りきれず、私も行き詰まっていました。年明けに女子が１人減ったことで私も役が変わりましたが、視点が変わったことで様々な事がクリアになり、以前より集中できるようになった気がします。そして両役を経験したからこそ、それをサポートする裏女子という役割の動きも明確に理解できるようになりました。

役者は身体が資本。それを痛感した期間でした。稽古期間中に全員が揃った日は殆どなく、私も変更後の役で通し稽古をする機会がないまま本番当日を迎えました。それでも安心して臨めたのは、私を信頼してくださった先生をはじめとして、手伝いに来てくれた他クラスの人々やスタッフさん、共に励んだJクラスの皆がいたからです。本当にお世話になりました。そして、ありがとうございました。