俳優部基礎科 修了公演「太陽系第三惑星異常なし」
2016.3.30
平成28年3月5日(土)・6日(日)、松濤アクターズギムナジウム地下1階OMEGA TOKYOにて、俳優部基礎科の修了公演「太陽系第三惑星異常なし」が行われました。
この物語は、近未来の地球防衛軍という壮大なテーマに反して、基地の休憩所での会話を中心に話が進められます。
「あれ」「なんか」「一応」「別に」「へえ」など曖昧で短い言葉のやり取りが多く、全く噛み合わない会話。
人類滅亡の危機が近づいているというのに、何だかゆるい雰囲気の登場人物たち。
見ているうちにだんだんとそのゆるさが癖になってくるような、そんな舞台。
直前にキャストの変更があったり、助っ人を頼むことになったり、芝居以外にも気を揉むことが多く大変だったと思います。
俳優部のみんな、本当にお疲れ様でした。
助っ人に入ってくれた皆様、本当にありがとうございました。
お忙しい中会場に足を運んでくださり、温かい声援をくださった多くのお客様に、心より御礼申し上げます。
レッスン生感想
西村友二
今回のお話は、本当に普段の会話と何にも変わらなくて、時代とか環境が違うだけで、まぁ、それが面白いところだったと思います。
この面白い会話だけで話が進む舞台の中で、普段の会話を舞台上でする楽しみ、難しさを知りました。
これ知って、演技をより面白いもの、良いものにするには、普段のコミュニケーション、会話をしっかりするということ。それは、僕はこうしたいとか、何かの意思をしっかり持って喋ること! これからは、意思をしっかり持ち、目的を明確にして普段からも頑張っていこうと思います!
黒木知佳
中間発表会を終えた翌日から取り掛かり始めた修了公演、シェイクスピアからガラリと変わってゆっるーいお話。切り替えがとっても大変でした。
稽古期間も本番も、頭で考えすぎてお芝居をしてしまったように思います。
また、お客様が笑ってくれるのか不安で不安でしょうがなかったのですが、演じる側からでは思いがけないところで笑ってもらえたり、新鮮な発見がありました。
うっかりつられて笑わないように耐えるのは大変でしたが…。
自分の演じる役が減ったり増えたり、また減ったり最終的に増えたり、急遽俳優部以外の方にも出演していただいたり、本当に最後の最後までどうなるか分からない修了公演でした。
悔しさが残る公演だったというのもありますが、まだまだやり足りません。まだまだあのメンバーでお芝居をやりたかったです。
北川千尋
中間発表会が終わった次の日から修了公演の稽古が始まりました。中間は古典劇、修了は現代劇で感覚の違いに戸惑いました。また、今回の台本は「ああ」や「へえ」などの短い台詞の掛け合いが多く、台詞を覚えるのに苦労しました。
本番では、お客さんが笑ってくれたりするのを感じることでテンションがぐっとあがりました。お客さんの生の反応を感じられる舞台は、やっぱり魅力的で、楽しいなって改めて思いました。
それから、今回の公演ではたくさん迷惑をかけてしまいましたが、最後まで見捨てず支えてくれた皆様、本当に感謝してもしきれません。
ありがとうございました。
改めまして、演出をしてくださった山下先生、音響照明を担当してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
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