SAGレポート

声優部基礎科 修了発表会レポート

2016.4.20

平成28年3月18日(金)~20日(日)、松濤アクターズギムナジウム地下1階OMEGA TOKYOで声優部基礎科の修了発表会が行われました。

基礎科はA・B・Cの3クラスです。
Aクラスは1つの演目をダブルキャストで、B・Cクラスはそれぞれ2つの演目を行いました。

SAGに入所して初めての大きな発表会。
小屋入り、仕込み、ゲネプロと、本番が近づくにつれ、レッスン生たちの緊張や興奮、感情の昂りがひしひしと伝わってきました。

全公演終了後には、お客様にご記入いただいたアンケートを食い入るように読むレッスン生の姿が。
温かいご意見、厳しいご意見、たくさん頂きましたが、すべてを真摯に受け止め、これからの糧にしていって欲しいと思います。

お忙しい中会場に足を運んでくださった多くのお客様に、心より御礼申し上げます。

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レッスン生感想

Aクラス 勝間田美咲

この修了発表会では、本当に色々なことを学ばせて頂きました。
仲間との関係の重要さや、芝居のテンポの大切さ、そして私は芝居が好きだと言う事も改めて感じることが出来ました。

この発表会において私にとって最大の問題だったのが、ダブルキャストがシングルキャストに変わったことでした。

初めは、むしろ多く演じられる事が嬉しかったのですが、すでに出来あがったグループへ入るのはとても大変で、どこか壁を感じ、はっきりとは言わずとも、前の役者の芝居を求められ、期待に応えたいと思えば思うほどみんなの意見を重荷に感じて、ついに応えられなくなってしまいました。

しかし、閉じこもってしまった私に手を伸ばしてくれた仲間が居ました。なんとか話をしようとしてくれた人が居ました。

私が、本番を無事終えられたのは、みんなが居てくれたからだと心から感謝しています。素晴らしい仲間に恵まれ、こうして芝居ができて本当に楽しかったです。

最後に、この機会を作ってくださった松濤アクターズギムナジウムに感謝しています。

ありがとうございました。

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Aクラス 新田展之

今回の発表会で自分は3度目の舞台となります。

周りは演技が初めての人とか、そうでなくても演技形式が全く違っていたりと、全員が1からのスタートではなかったので、どんなものになるか楽しみでもあり少し不安でもありました。

Aクラスはクラス内でのダブルキャストということもあり、レッスンの中で同じ役のいい所を盗んだり盗まれたり...笑

またダブルキャストの片方が途中からこなくったり、音信不通になったりと、ハプニングもありました。芝居をやりながら生活を両立させるのは生半可な気持ちじゃできないし、体力、精神力が本当に強くないとダメだなと思いました。

本番一か月前になると公民館や集会所で自主錬をしました!

おかげで相手役の人とも沢山話すことも出来たし、皆のレッスンだけでは見られない部分が見られたのが一緒に舞台を作るにあたってとても大きかったと思います。

皆が「最後まで全力で楽しむ」 事が出来たと思うし出し切ることも出来たと思います。

最高の時間をありがとう。

春からは更にスキルアップ、台本の読み解き、役作りまでもっと深くまで追求したいと思います。

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Aクラス 上石直行

配役を発表された時はこの人はどんな喋り方なんだろう、どんな格好をしてるんだろう等、自分が演じる役の年齢や容姿など、表面的な面ばかり考えていました。

何回目かの稽古の時に「その役が今まで歩いてきた背景をよく考えなさい」と岡本先生に言われその役の今に至る歴史や繋がりを考えるようになりました。

表面を取り繕っただけの芝居というのは如何しても薄っぺらいものになってしまう。

大事なのは容姿でも、喋り方でもなく、その役の持つ背景をしっかりと持つ事。

自分は恥ずかしながらまだ声も身体も役者として出来上がってるとは言えず未熟です。

だからこそ、役へのアプローチだけでも人一倍に頑張らなければ、と深く思いました。

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Bクラス 石澤真理子

今回私は一番大切な時期に身体を壊してしまい、最初の発表がキャスト変更となって観客席から見守ることになりました。招いていた母や親戚、友人に舞台上の自分を見せられなかった申し訳なさと悔しさは忘れられません。

最後の発表はなんとか声を出せるようになり、周りの仲間に助けられながら出演することが出来ました。

お客様をたくさん招くことが出来たり、やりたかった役を頂けたり、照明のやりがいを覚えられたなど、良かったことも、たくさんの反省もこれからの自分のためになりました。講師、クラスメイトだけでなく他のクラスの皆さんにも支えられ、いらしてくださったお客様に励まされ、人のつながりを強く感じた貴重な経験になりました。

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Cクラス 秦奈美

とにかく、愉しかった(愉しいとは心中賑やか。たのしいとはがやがやと外部が賑やか、らしい)の一言に尽きる。

そして自分は演技をすることが本当に好きなのだと実感した。

もちろん、いろいろな問題にぶつかったが、その全てを含めてとにかく「愉しかった」。

だが、その一方で課題も沢山だ。それは自分自身での気づきもあれば、仲間や先輩たち、先生から、お客様に気づかせてもらう事もあった。

その時残るのは「失敗した」という気持ちではなく、「もっともっとやりたい」という気持ち。

愉しさがわかったからこそもっと上手くなりたいし、もっと挑戦したい。

そのために何が必要か、どう取り組んでいくか、何が自分に合っているのか等を改めて認識し、意識できるとても貴重な機会であった。

初めての舞台、ここで得たこの経験を刻み込み次のステップへと進みたいと思う。

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Cクラス 林優樹

今回の舞台で私は2つの事を感じました。それは「期待」と「感謝」です。

まず「期待」。稽古中は演出と共演者の期待に答えなければならなく、本番が来ると観に来てくださった方々の期待に越えなければならないと思いました。公演を終えて、私は期待を超えられたかというと超えることはできなかったと思います。演出の講師の方にも共演者の皆さまにも手伝ってくれた方々にも申し訳なさでいっぱいの悔しい公演でした。もし次回公演があるならば、この悔しさを忘れることなくもっともっと良いものを舞台をつくりたいと思います。

そして「感謝」。これは言葉の通りで、演技指導してくださった講師の方、この公演に関係してくださった方々、一緒に共演してくれた仲間たち、観に来てくださったお客様方への感謝を忘れないようにと思いました。皆さんが居なければ今公演はつくることができなかったと思います。

本当にありがとうございました。

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Cクラス 淵脇麻理子

今までのお客様の前での発表は一回きりだったので、2公演で、しかも他クラスとのダブルキャストというのは初めてでした。
小屋入りをしてから他クラスの演じる同じ役を見て、台詞の言い方、動き、人柄、違う視点からその役を見ることが出来て良かったのですが、そのあと自分の演技がブレてしまいました。
クラスメイトに協力してもらいながら、自分の思う役を取り戻しました。

小屋入り、ゲネプロと他クラスのも見ていると、1日過ぎる度に基礎科みんなのテンションが上がっているのが見えて私も気合いが入りました。

あっという間に初日を迎えて、本番中は今までの練習ではなかったアクシデントが発生しました。

小道具が舞台上に無い。

会場全体が凍りつき、舞台袖から様子を伺うしか出来ませんでした。なんとかフォロー出来たものの、お客様からは厳しい意見も頂きました。
先生から何度も言われていた『小道具の管理』、自分では無かったとはいえ、こんなにも怖いものなのだと知りました。

2回目は千秋楽の日、初日はいいモチベーションで演技が出来ていたと思っていて、またいいモチベーションで演じる!とそこに意識がいってしまったり、クラスメイトにいつもの演技じゃないよ?どうしたの?と聞かれる位、初日より緊張してしまって、初日よりも台詞が弱くなってしまいました。

とても悔しかったです。
もっともっと練習していれば…!なんてのは、後の祭りです。

今度は、使える時間はすべて役に注ぎ込む覚悟で、その役として生きられるように、舞台上で全力を尽くせるようにしたいです。

でも、楽しかったーーーーーーーーーーー!!!!!
またやりたい!もっと素敵な表現したい!もっと楽しむ為に、頑張るぞ!!!

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改めまして、演出をしてくださった岡本先生、助っ人に入ってくださった渋谷さん・LEOPARD STEELあいださんと佐藤さん、手伝いに入ってくれたSAG生、本当にありがとうございました。

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